眼瞼手術・ボトックス注射|豊中市の眼科・白内障手術|有坂眼科クリニック|阪急豊中駅徒歩5分

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眼瞼手術・ボトックス注射

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麦粒腫(ばくりゅうしゅ:ものもらい)

麦粒腫(ばくりゅうしゅ:ものもらい)

麦粒腫は、一般的に「ものもらい」と呼ばれている病気で、昔からよく知られています。細菌感染によって起こる炎症で、まぶたの一部の赤い腫れや目のかゆみ、まばたきをしたり押したりすると痛むといった症状が現れます。そのほか目の充血、目やに、目のゴロゴロ感、まぶた全体の腫れなどもみられます。

霰粒腫(さんりゅうしゅ)

霰粒腫は、まぶたの裏の縁にあるマイボーム腺(脂質を分泌して涙の蒸発を防ぐ器官)が詰まり、そこに脂肪が蓄積して、まぶたにコロコロしたしこり(肉芽腫:にくがしゅ)ができる病気です。目にイボができた状態に見えることから、目イボと呼ばれることもあります。麦粒腫と異なり、細菌感染を伴わない無菌性の炎症で、通常は痛みや赤みはありません。しかし細菌感染を起こすこともあり、この場合、麦粒腫と同じように痛みが生じるため、初期では両者の区別ができない場合もあります。

当院の治療

しこりが小さい場合は自然と治まることが多いため、抗生物質の点眼のみで経過を観察します。大きい場合や点眼で治癒が期待できない場合は、まぶたを切開してしこりを取り除く手術を行います。炎症を伴う急性霰粒腫では、まず点眼や内服薬で炎症を抑えてから、除去手術を行います。
高齢の方の場合は、悪性腫瘍との鑑別が必要になることがあり、注意が必要です。一度、受診されることをおすすめします。

内反症(逆さまつ毛)

内反症は一般的に「逆さまつ毛」と呼ばれているものです。まつ毛は本来、まぶたの縁から眼球の反対方向にカールして生えています。逆さまつ毛は何らかの原因で、まつ毛が内向きに眼球に向かって生え、眼球に触れている状態になります。そのため、角膜が常に傷つき、ゴロゴロしたり、痛みや充血が続いたり、涙目になることがあります。重症になると光をまぶしく感じたり、視力が低下したりすることもあります。
逆さまつ毛には、睫毛乱生(しょうもうらんせい)、睫毛内反症(しょうもうないはんしょう)、眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)があります。睫毛乱生は、まぶたの向きに異常はなく、正常なまつ毛の中に何本かが眼球に向かって生えている状態です。まつ毛の毛根周囲で起きた炎症の傷あとなどが原因で、まつ毛の生える方向が不規則になってしまうものです。

当院の治療

乳児期にみられる先天性睫毛内反症は、成長にともなって改善することが多いため、強い角膜炎や視力障害を起こしていなければ、しばらくは経過観察となります。学童期(7歳ころ)になっても改善しない場合は手術を検討します。
加齢によって起こる眼瞼内反症の場合、根治には手術が必要となります。内向きに生えたまつ毛を抜く、などの一時的な対処法もありますが、毛根が残っていると再び内向きのまつ毛が生え、症状を繰り返すことになりますので、当院では根治できる手術をおすすめしています。手術は患者様の状態に合わせて適切な方法を選択します。

埋没法

糸をまぶたの中に縫い込むことで、まつ毛の根元を外向きに起こします。上まぶたのみの適応です。

切開法

まぶたの皮膚を切開する手術です。眼輪筋(がんりんきん)の切除や挙筋腱膜(きょきんけんまく)を縫い縮めるなどの処置を行い、切開部分を縫い付けることでまぶたを外向きにします。上下どちらのまぶたにも行えます。

逆さまつ毛は、切ったり抜いたりすると、今度は先端がとがったまつ毛が生えてきて角膜を傷つける場合があります。自己処理はせず、適切な治療をおすすめします。

眼瞼(がんけん)けいれん

まぶたがピクピクとけいれんしている状態を眼瞼ミオキニアといいます。まぶたの眼輪筋(がんりんきん)という筋肉が、自分の意思とは関係なくけいれん性の収縮を起こしている状態です。通常は片眼で、健常者でも睡眠不足や肉体的精神的疲労、ストレスなどによって起こります。多くの場合、数分から数時間で治まり、休息や睡眠によって改善します。
一方、眼輪筋に何らかの異常が生じて、自分の意思とは関係なく力が入って目が開けにくくなったり、まばたきが制御できず頻繁になったりする病気が眼瞼けいれんです。まばたきやまぶたの開閉を制御しているのは脳の神経回路なので、症状は目の周囲に現れますが、中枢神経系の病気ということになります。

初期症状として「まぶたの不快感」「目が乾く・痛い」「まぶしい」「まばたきが多い」などがあります。進行するとまぶたが頻繁にけいれんを起こし、重症な方では自力でまぶたを開けることができなくなります。進行はゆっくりですが、そのまま放置して自然に治る病気ではありません。発症は40歳代以上の女性に多い傾向があります。
片側顔面(へんそくがんめん)けいれんでも、まぶたにけいれんがみられます。眼瞼けいれんは両眼のまぶたが上下とも等しくけいれんしますが、片側顔面けいれんは、片側のまぶたから始まり次第に同じ側の額(ひたい)や頬(ほほ)、口、あごなど他の顔面筋に広がって一緒にけいれんします。

当院の治療

眼瞼けいれんの発症原因は完全に解明されておらず、根本的に治す治療はいまのところありません。現在の治療としては、症状を抑える対症療法が中心となります。対症療法には内服薬、手術、特殊な眼鏡の装用による治療などがありますが、日本では現在、ボトックス療法(ボツリヌス療法)が唯一保険適用となっており、治療の第一選択となっています。
ボトックス療法は、緊張状態にある目の周りの筋肉に、ボツリヌス菌が作り出す神経毒素を成分としたお薬(ボツリヌストキシン)を注射することで、筋肉の緊張を和らげ、けいれんを抑える治療です。個人差はありますが、治療効果は2~3日後から現れはじめ、3~4カ月程度持続します。その後は効果が弱まるため、再度注射が必要となります。副作用として、まれに就寝時に目が閉じにくくなったり、物が二重に見えたりということが起こりますが、これらは一時的なものです。全身に対する副作用はないため通院治療が可能です。お気軽にご相談ください。

眼瞼下垂(がんけんかすい)

眼瞼下垂は何らかの原因によって上まぶた(上眼瞼)が下がり、瞳(瞳孔)にかかってくる病気です。正確には目を開いたときに、上まぶたが黒目の上縁に少しかかる程度の高さより下がる状態をいいます。そのため、上方の視野が狭く感じられるだけでなく、目が細くなるため眠たそうに見える、まぶたを上げようとするため額に力が入り、おでこにシワが寄る、といった外見上の不都合が生じます。また、おでこ、首、肩の緊張が続くことで、頭痛・肩こり・自律神経失調症などを生じることもあります。
眼瞼下垂は、加齢のほか先天性や神経麻痺、外傷・眼の手術などによって起こることもあります。またハードコンタクトレンズの装用を長年続けると発症リスクが高まります。

当院の治療

眼瞼下垂症は点眼などの保存療法では治すことができず、基本的に手術治療となります。手術には、上まぶたを持ち上げる筋肉を短くして挙上しやすくするものや、上まぶたの皮膚の一部を切除してまぶた自体を上げるものがあり、状態に合わせて選択します。

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