緑内障|豊中市の眼科・白内障手術|有坂眼科クリニック|阪急豊中駅徒歩5分

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緑内障

緑内障|豊中市の眼科・白内障手術|有坂眼科クリニック|阪急豊中駅徒歩5分

緑内障とは

緑内障とは

現在、中高年の失明原因の1位は緑内障 2位は糖尿病網膜症で、網膜色素変性症、加齢黄斑変性症がそれに続きます。
緑内障は早期発見・早期治療で、眼圧を下げることができれば、その進行を防止したり遅らせたりすることができる可能性のある病気です。正常眼圧緑内障でさえも、眼圧をさらに下げることで病気の進行を遅らせることができる可能性があります。ただし、一度障害されてしまった視神経(視野)は、残念ながら回復することはありません。
また、どんなに手を尽くしても進行を止められない緑内障もあります。         

しかし、早期に緑内障を発見できれば、つまりまだ視神経の障害が軽いうちに手を打つことができれば、失明に至る危険性はぐっと少なくなります。
治療の目的は進行を止める、または遅らせることであり、回復させるものではないことをご理解ください。

治療方法としては、薬物療法・レーザー治療・手術などがありますが、すべての緑内障に対して同じ治療効果があるのではなく、緑内障のタイプやそれぞれの人に適した治療方針を決定していくことがとても重要です。

緑内障は早期発見・早期治療が重要です

緑内障で視野欠損となった部分は、長年にわたり視神経乳頭陥凹拡大が進行し、網膜内層の毛細血管の血流が届かない状態が続くと考えられるため、今の医学では緑内障を元に戻る状態に回復できません。
その為、出来るだけ視野欠損が出る前、もしくは少しの視野欠損の段階で発見し、つまり、市の眼科検診および会社の人間ドックをしっかり受けて精査を受け、早いタイミングで治療をすることが重要です。

緑内障は40歳以上の方に多いですが、若年でも強度の近視やご両親ご親類が緑内障と言われている方は人間ドックや市の検診を受けることをお勧めします。

緑内障は慢性の眼病であり、視野欠損の進行を遅らせる、止める為に眼圧を下げる治療を行います。
緑内障を薬や手術等で視野を元に戻すということは出来ませんので、一生の間、日常生活に支障のない視野を確保するのが治療の目的です。

実際の治療は、眼圧を下げることで緑内障の進行を抑えます。それには、眼圧を下げる点眼を用い、点眼でも進行を抑えられなければ手術で眼圧を下げるのが一般的な治療方針です。

緑内障と眼圧

緑内障は眼圧が高過ぎて起こるケースもありますが、正常な眼圧で起こる正常眼圧緑内障があり、実は正常眼圧緑内障の人口の方が多くなっています。
また正常眼圧緑内障でも、眼圧を下げないと症状が進行してしまうため、眼圧コントロールは不可欠です。

緑内障の分類

原発開放隅角緑内障

フィルターとして機能する線維柱帯が目詰まりを起こして房水の排出が滞り、それによって眼圧が上昇します。視野の欠損もゆっくり進行するため気付きにくいため注意が必要です。

原発閉塞隅角緑内障

房水の排出口である隅角が狭窄・閉塞して流れが妨げられて眼圧が上昇します。ゆっくり進行する「慢性型」と、急激に発症する「急性型」があります。
眼の痛み、目のかすみ、頭痛、吐き気などの急性緑内障発作があれば、速やかに眼科の治療を受けて眼圧を下げる必要があります。

正常眼圧緑内障

眼圧が正常範囲で発症する緑内障で、最も患者数が多いです。
このタイプでも、眼圧を低く保つことで、進行を抑制できます。

発達緑内障

先天的に房水の流れが未発達で起こる緑内障です。
新生児や乳幼児が発症する早発型、10~20代で発症する遅発型に大きく分けられます。
早発型は急激に悪化しやすく、手術による治療が必要になるケースもあります。

続発緑内障

目の外傷や基礎疾患、薬剤の長期使用などの影響で眼圧が上がっている緑内障です。
外傷、角膜疾患、ぶどう膜炎、白内障、網膜剥離、眼の炎症、糖尿病、アトピー性皮膚炎やリウマチの治療に使用されているステロイド剤などが原因で起こることがあります。

緑内障の症状

ゆっくりと見える範囲が狭くなっていくため、自覚症状が現れた時点で、かなり悪化しているケースが多い疾患です。
また、両眼の症状が同時進行することはまれですから、良い方の眼で見て脳が補完してしまい、視野がかなり欠けても気付かないことがあります。
緑内障というと高齢者の病気と誤解されやすいのですが、実は40歳前後で発症していることやそれ以下の年齢の方で発症することも珍しくありません。

急性緑内障発作

緑内障の症状の中で最も注意が必要なのは、急激に眼圧が上昇して起こる急性緑内障発作です。適切な治療が遅れると失明の可能性もあるため、できるだけ早い受診が必要です。
急性緑内障発作は、眼の痛み、頭痛、吐き気といった強い症状が現れ、こうした症状は脳梗塞などでも起こりうるため、内科や脳神経科を受診される場合もありますが、その際も眼圧検査を必ず受けるようにしてください

緑内障の検査

眼圧検査

眼の表面に直接測定器具を当てる検査と、眼の表面に測定機器で空気を吹き付ける検査があります。眼圧の正常値は10~21mmHgとされています。治療中の経過を確認する際にも行われます。

視力検査

緑内障でも視力低下は起こりますので、一般的な視力検査を行います。

眼底検査

視神経の状態を確認する検査です。視神経乳頭部のへこみ(陥凹)の形を観察して変形やサイズの異常がないかなどを確認し、視神経障害の有無を調べます。

視野検査

視野の欠損の有無、そのサイズを確認して、進行状態を判定します。

OCT(光干渉断層計)

OCTとは、網膜を三次元で解析してくれる検査機器です。
視神経の陥凹具合と網膜内層の厚さを調べ緑内障の進行度を確認します。

隅角検査

隅角は房水の排出される部分です。
隅角の広さや異常の有無を検査して、緑内障のタイプを診断します。

当院の治療

一度視野欠損となったところを元に戻すことはできないため、緑内障は完治が不可能ですが、適切な治療を続けることで進行を止める、あるいは進行速度をゆるやかにすることは可能です。
視神経乳頭含め眼底がこれ以上ダメージを受け、視野の欠けが広がらないようにします。
基本的に眼圧を下げる点眼薬で治療を行います。房水の産生を抑制する薬、房水の流出を促す薬などさまざまな作用の点眼によって、眼圧を低く保ちます。眼圧が高くない場合も、眼圧を下げると緑内障進行を抑制できます。

定期的に検査を受けましょう

緑内障は日本人のもっとも失明しやすい疾患である代表的疾患といわれています。
しかし、早期発見と適切な治療で視神経の障害を最小限に抑えることで、将来的にも日常生活を支障なく行うことができます。
欠けてしまった視野を取り戻すことはできないため、地道に進行を抑制する治療を続けていくことがとても重要です。
早期に発見できても、日常生活にほとんど不自由がないため、つい治療をおろそかにしてしまうケースがありますが、進行させてしまうと大きく視野が欠けてしまいます。
生活の一部として、しっかり治療や通院を習慣付け、いつまでも快適に過ごせるよう、当院では親身にバックアップしています。お気軽にご相談ください。

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